ドルナスポーツ代表がカタールGPとタイGPに関して声明を発表
2020/03/03
ドルナスポーツの最高経営責任者、カルメロ・エスペレータ氏は3月2日、開幕戦カタールGPのMotoGPクラスのキャンセル及び第2戦タイGPの延期に関して、次のように声明を発表した。
「我々は新型コロナウイルスが原因に世界的に困難な状況となっていることから、状況を正確に把握するために、カタール当局との間で密接に連絡を取り合ってきましたが、週末を通じて、状況が大きく変わりました。土曜日の段階でだれに対しても特別な問題はなく、状況をコントロールしているようで、我々は開催に向けて準備を進めていましたが、日曜日の午後にカタール当局から、イタリアと世界中の状況を理由に、全てのイタリア国民及びイタリアから到着する全ての渡航者に対して、過去14日間にイタリアに滞在していないことを確認する必要があるとの連絡を受けました。カタールへの入国が禁止されている訳ではありませんが、過去14日間イタリアに滞在した全ての渡航者たちは、カタールで14日間隔離されます。これは我々にとって、当然、レースが可能な訳ではないことから、カタールGPのMotoGPクラスをキャンセルすることになりました。Moto2クラスとMoto3クラスに関しては、カタールでオフィシャルテストを実施したことから、すでにカタールに滞在しており、アジア・タレント・カップを含めて、開催することが可能です」
「我々は週末を通じて、タイ当局とも話し合いを継続しました。月曜日にタイで開催されるイベントに関して決断を下す会議があると連絡を受け、タイ当局はイタリア人やタイに入国する他の国籍の人たちに関係なく、多くの観客を集めるビックイベントをキャンセルすると決定を下しました。カタールとは状況が異なることから、タイのプロモーターと話し合い、タイGPの開催を延期することを決め、2020年シーズン中に開催が可能な時期を検討します」
「2020年シーズンを開催します。全てを継続することにトライし、日々状況が変化することから、状況を把握することに努めますが、我々の願いは、2020年シーズンに全てのレースを開催することです」
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