SBK（スーパーバイク世界選手権）第1戦オーストラリア1日目

2020/02/28

　SSP（スーパースポーツ世界選手権）では、ディファンディングチャンピオンのランディ・クルメナヒャー（MVアグスタ）が1分32秒894で初日総合トップに立った。

　SSPも午前中のFP1がウエット、午後のFP2がドライとなり、FP1では8番手に止まったクルメナヒャーだったが、FP2ではセッション終盤にファステストを更新しトップに浮上した。開幕前テストから好調だったアンドレア・ロカテッリ（ヤマハ）は最後にクルメナヒャーに逆転されたものの、1分33秒213で総合2番手。ウエットのFP1ではトップタイムを記録しており、好調さをキープしている。総合3番手に1分33秒510でラファエル・デ・ローサ（MVアグスタ）が続き、大久保光（ホンダ）は1分34秒437で総合14番手に。大久保はウエットのFP1ではセッション中盤に10コーナーで転倒を喫したが、すぐに再スタート。ドライのFP2では14番手につけた。

　なお、今年からスリックタイヤとなったSSPクラスだが、決勝レースはフラッグtoフラッグルールが急きょ適用され、レース距離を16周に短縮されて争われることになった。スリックタイヤの場合、10周以上の連続周回は認めらず、10周以内にピットに戻り、ニュータイヤに履き替えてレースを続行する。これはフィリップアイランドがタイヤに厳しいサーキットであり、スリックタイヤで初レースとなるSSPクラスにおいて、タイヤのデータが十分ではないための措置。ウエットレースの場合はこのルールは適応されず、周回数は16周で争われる。

SBK第1戦オーストラリア SSP1日目フリー走行総合リザルト
１ランディ・クルメナヒャー（MVアグスタ）
1分32秒894 （FP2）
２アンドレア・ロカテッリ（ヤマハ）
1分33秒213 （FP2）
３ラファエル・デ・ローサ（MVアグスタ）
1分33秒510 （FP2）
４ジャン・オンジュ（カワサキ）
1分33秒571 （FP2）
５イサック・ビニャーレス（ヤマハ）
1分33秒739 （FP2）
６スティーブン・オデンダール（ヤマハ）
1分33秒833 （FP2）
７コレンティン・ペロラーニ（ヤマハ）
1分33秒845 （FP2）
８ルーカス・マヒアス（カワサキ）
1分33秒929 （FP2）
９ジュール・クルゼール（ヤマハ）
1分33秒962 （FP2）
10 フィリップ・エッテル（カワサキ）
1分34秒139 （FP2）
11 フェデリコ・フリーニ（MVアグスタ）
1分34秒142 （FP2）
12 マヌエル・ゴンザレス（カワサキ）
1分34秒352 （FP2）
13 ハンス・スーマー（ヤマハ）
1分34秒431 （FP2）
14 大久保光（ホンダ）
1分34秒437 （FP2）
15 ダニー・ウェブ（ヤマハ）
1分34秒495 （FP2）
16 ペーター・セバスチャン（ヤマハ）
1分34秒878 （FP2）
17 アンディ・ベルドイア（ヤマハ）
1分35秒058 （FP2）
18 オリバー・ベイリス（ヤマハ）
1分35秒191 （FP2）
19 クリストファー・バーグマン（ヤマハ）
1分35秒365 （FP2）
20 ロリス・クレソン（ヤマハ）
1分35秒658 （FP2）
21 パトリック・ホブルスバーガー（ホンダ）
1分35秒659 （FP2）
22 ジェイミー・ファン・シクレルス（ヤマハ）
1分35秒726 （FP2）
23 ギャラン・ヘンドラ・プラタマ（ヤマハ）
1分36秒336 （FP2）