MotoGP第16戦日本GP MotoGP 2日目予選
2019/10/19
MotoGP第16戦日本GP、MotoGPクラスは、栃木県のツインリンクもてぎで2日目の予選を行ない、マルク・マルケス(ホンダ)がポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスもFP3がウエットとなり、Moto2のFP3の終了直後、コース上の水たまりの処理のため、セッション開始が約10分遅れた。FP3がウエットとなったため、フリー走行総合結果は初日のタイム順となったが、Q1、Q2直前のFP4ではウエットからドライへと路面コンディションが回復。フリー走行総合11番手以下のライダーによって争われるQ1はドライコンディションで争われ、カル・クロッチロウ(ホンダ)とアレックス・リンス(スズキ)がQ2に進出。Q2は気温21度、路面温度21度、路面にウエットパッチは残るものの、ドライコンディションで争われた。
Q2でまずリーダーボードのトップに立ったのはフランコ・モルビデリ(ヤマハ)。直後にジャック・ミラー(ドゥカティ)が逆転するが、開始3分55秒すぎにマルケスが1分46秒980を記録してトップに浮上。マルケスは3周連続でファステストを更新し、1分45秒794を記録して1回目のアタックを終了。前後ソフトのニュータイヤに履き替えて、2回目のアタックに臨む。
2回目のコースインではラストアタックとなったセッション終盤に1分45秒763を記録。今シーズン10回目、MotoGPクラスのもてぎでは初となるポールポジションを獲得した。
2番手に1分45秒895でモルビデリ。モルビデリはリアのみニュータイヤを入れたラストアタックで自己ベストを記録し2番手に浮上。第4戦スペインGPの2番手以来となる今シーズン2回目のフロントロウを獲得した。
3番手に1分45秒944でファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)が続いたクアルタラーロもリアのみニュータイヤを入れて2回目のアタックに入ると、ラストラップでベストラップを記録した。
4番手に1分46秒090でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。ビニャーレスは終盤に2番手まで浮上したが、モルビデリ、クアルタラーロに逆転されて4番手とフロントロウを逃した。
Q1トップでQ2に進んだクロッチロウは1分46秒189で5番手にジャンプアップ。6番手に1分46秒337でミラーが続いた。アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)は1分46秒410で7番手、チームメイトのダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が1分46秒427で8番手に。ペトルッチはウエットのFP3ではトップタイムを記録している。
9番手に1分46秒558でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が続き、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)はフリー走行総合5番手でQ2に進んだが、Q2では1分46秒558で10番手となった。Q1で2番手につけ、Q2に進んだリンスは、は1分46秒600で11番手。チームメイトのジョアン・ミル(スズキ)が1分46秒616で12番手に続き、ここまでの12名がQ2のタイム順でグリッドを決定。
中上 貴晶(ホンダ)はフリー走行総合15番手からQ1に進み、Q1では序盤から積極的にアタックしトップを争ったが、終盤にクロッチロウ、リンスに逆転され、1分46秒998でQ1セッション3番手、予選総合13番手となった。
以下、Q1のタイム順に、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が1分47秒594で14番手、ポル・エスパルガロ(KTM)が1分47秒654で15番手。16番手に1分47秒894でミゲール・オリベイラ(KTM)、17番手に1分47秒979でミカ・カーリョ(KTM)、18番手に1分48秒121でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、19番手に1分48秒492でホルヘ・ロレンソ(ホンダ)、20番手に1分48秒522でハフィス・シャリン(KTM)の順で続いた。
シルバン・ギュントーリ(スズキ)は1分49秒186で21番手に。ギュントーリは初日に2020年型のプロト仕様のエンジンを使っていたことがレギュレーションに抵触し、初日のリザルトが無効となったが、エンジンを乗せ換えて臨んだウエットのFP3では5番手タイムを記録している。22番手に1分49秒243でアンドレア・イアンノーネ(アプリリア)が続き、ティト・ラバット(ドゥカティ)はFP3で転倒、FP4、Q1には出走しなかったため、ノータイムで最後尾グリッドとなったが、加えて、エンジン使用基数制限を越えてエンジン換装を行なったため、明日の決勝はスタートのグリーンランプ点灯5秒後にピットロードスタートとなるペナルティを受ける。
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