MotoGP第16戦日本GP プレスカンファレンス
2019/10/17
日本GPの開幕を明日に控え、ツインリンクもてぎでプレスカンファレンスが開催された。出席したのは、マルク・マルケス(ホンダ)、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、ファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)、中上 貴晶(ホンダ)の6名。
「この3連戦に向けて準備を進めることを忘れなかった。フィーリングはいい。リラックスしているが、タイと同じメンタリティを維持しているので、優勝争いに向けてトライしよう。昨年のもてぎでは、ドビといい戦いをした。ラスト2ラップに転倒したドビにとっては不運だったが、彼は今年も速いだろう。もてぎは彼がとてもうまく走るコースの一つであり、ファビオにとっても得意なコースの一つ。彼は自分のレベルとパフォーマンスを証明しており、とても速く走っているが、ビニャーレス、リンスら、全てのライダーたちを忘れてはいけない。彼らはとても速く走るだろう」と前戦タイGPでチャンピオンを決めたマルケス。
「ボクたちが強くなり、ボクたちのマシンがとてもいいパフォーマンスを発揮することを期待している。もてぎはストップ・アンド・ゴーのコースだけど、幾つかのコーナーではコーナリングスピードが必要だ。ライバルたちと比較すれば苦しむかもしれないが、2ストローク250cc時代の走り方やブレーキングはとてもよかった。他のマシンでも、この走り方を維持することがこのコースに対するアプローチだ。ハードブレーキングは得意だし、マシンもそのスタイルに合っているので、もてぎではいいレースができると思う」とドビジオーゾ。
「いいシーズンのファイナルにしたい。ランキング争いでは、ドビ、ペトルッチ、マーベリックとファイトしている。ミサノとアラゴンでは少し難しかったけど、タイではトップ5で概ねよかった。ボクはもてぎに来るたびにレースを楽しんでいるよ」とリンス。
「フィーリングはとてもよい。タイでは大きくプッシュできることを感じた。過去のもてぎのリザルト上は難しいかもしれないが、このコースはボクのライディングスタイルに合う。表彰台を争えない理由は何もない」とビニャーレス
「今年、ヤマハは幾つかのコース、例えばオーストリアのようなコースに対して適応しないと言われていたが、ボクたちは表彰台を獲得したから、正直、ホンダのコース、ヤマハのコースというふうには考えていない。今週末に集中する必要がある。もてぎは好きなコース、可能な限りのベストリザルトを追求しよう。安定して速く走れるようにトライしよう。土曜日は雨予報なので、明日素早くコースを学習しなければいけないだろう」とクアルタラーロ。
「LCR・ホンダとの契約更新の発表はポジティブだが、ケガのことはネガティブ。アッセンでの転倒がこの肩のケガを引き起こした。最後までだれにも言いたくなかったが、レース毎にパフォーマンスが低下することを感じ、アラゴンの前にルーチョ・チェッキネロとHRCに相談する必要があると考えた。これはとても難しい決断だった。バレンシアまで走りたかったが、本当に不可能だったんだ。ここ数戦は完走することも難しく、アラゴンでは何とか状況をコントロールしたけど、タイは厳しく、手術が必要だと決断した。起きてしまったことは仕方がない。来シーズンに向けてポジティブに集中したい」と中上。
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