レプソル・ホンダチームがマドリードで2019年体制発表会を開催
2019/01/24
マルケスとロレンソのスペイン人コンビによるドリームチームが結成された
2019年のレプソル・ホンダチームは、昨年MotoGPクラスで5回目のタイトルを獲得したマルケスに、2010年、2012年、2015年とMotoGPクラスの3回タイトルを獲得したロレンソが加わり、ドリームチームを結成。ホンダRC213Vで戦う。
「レプソル・ホンダチームはあらゆる面で高いレベルにある。バレンシアのテストでは大勢の人たちに囲まれ、ボクの意見に耳を傾けてくれた。全てのライダーにとって、このチームの一員になることは夢だ。ボクも全力で最善を尽くし、チームの信頼に応えたい。輝かしい歴史を持つこのチームの一員になれたことが誇らしい。RC213Vも気に入っている。コーナリングもいいし、とても素直なマシンだ。そしてチームはテスト初日から歓迎してくれた。2019年はまずケガから100%回復して、ドリームチームという呼ばれ方にふさわしい走りをしたい」とロレンソ。
残念ながら、発表会に登場したロレンソの左手には、イタリアでのトレーニング中の転倒によるケガのため、ギプスが巻かれていた。ダートバイクでのトレーニング中に転倒したロレンソは、左手の舟状骨を骨折。すぐにスペインに戻って骨折部をボルトで固定する手術を受け、手術は無事に成功したが、2月6日よりマレーシアのセパンで予定されている今年最初のオフィシャルテストへの参加をキャンセルすることになった。
ロレンソは2月23日よりカタールのロサイルで実施されるオフィシャルテストでの復帰をめざしてリハビリに専念することになる。
いっぽう、マルケスもこのシーズンオフに左肩の脱臼ぐせを治す手術を受けていた。
「レプソル・ホンダチームのファミリーの一員であることは特別だ。幼いころ、家のソファーでレースを見ていたとき、ボクはこのカラーに身を包んでここにいたいと思っていた。レプソルのサポートはスペイン選手権時代に始まり、世界選手権にステップアップしても続いた。今ではボクがレプソルとホンダの、より多くのタイトル獲得と成功に貢献していることはうれしい。Moto2に参戦していたころ、ボクはレプソル・ホンダに入りたいと思っていたし、MotoGPのチャンピオンを獲得したかった。ジャーナリストからはもしチームを変わるとすればどこ? と聞かれることがあるが、ボクは素晴らしいチームの一員なのになんで変わる必要があるのと思う。チームはファミリーだし、レプソルとホンダとの関係も素晴らしい。このことはボクが毎年目標に到達するためには重要なことなんだ。2019年のシーズンの終わりには、チャンピオンを獲得してお祝いできることを願っている」とマルケス。
レプソル・ホンダチームは2月上旬に開催されるセパンオフィシャルテストから、2019年の新しいシーズンをスタートさせる。
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