MotoGP第19戦マレーシアGP Moto2決勝
2022/10/23
MotoGP第19戦マレーシアGP、Moto2クラスは、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで決勝レースを行ない、トニー・アルボリーノ(カレックス)が優勝した。
Moto2クラスの決勝レースは曇りながら、気温31度、路面温度38度のドライコンディションの下、18周で争われた。
2番グリッドからアルボリーノが好スタートで先行、ポールからスタートした小椋 藍(カレックス)が続く。
スタート直後の2コーナーで、ソムキャット・チャントラ(カレックス)が、ジェイク・ディクソン(カレックス)と接触して転倒、アウト側にいたペドロ・アコスタ(カレックス)らが巻き込まれて転倒し、アロン・カネト(カレックス)も転倒の影響を受けてポジションを落とす。
トップを争うアルボリーノと小椋は、2周目には3番手以下に約1秒のリードを取る。5周目の段階では、アルボリーノは小椋との差を約1秒に広げるが、10周目を過ぎたあたりから小椋がその差を縮めると、11周目には背後に迫る。そして、13周目の1コーナーで小椋がアルボリー二を交わしてトップに浮上する。ところが、次の周回の14周目の1コーナーで小椋がラインを外し、再びトップはアルボリーノに。二人の差は約コンマ6秒に広がる。
2番手に後退した小椋はあきらめず、終盤にその差を少しずつ縮め、残り2周で再びアルボリーニの背後に迫ると、最終ラップの9コーナー進入でインを差しトップに浮上。しかし、その直後に小椋は転倒を喫し、アルボリーニが今シーズン3勝目を記録した。
最終ラップの小椋の転倒で、それまでの3番手争いが2番手争いとなり、3番手争いをリードしていたアロンソ・ロペス(ボスコスクロ)が、トップからは11秒411遅れながら2位に入賞。ディクソンが3位に続き、アウグスト・フェルナンデス(カレックス)は4位でゴール。一時3番手争いをリードしていたマヌエル・ゴンサレス(カレックス)が5位に入賞した。
6位にマーセル・シュロッター(カレックス)、7位にキャメロン・ボビエ(カレックス)、カネトは追い上げて8位に入賞。9位にジェレミー・アルコバ(カレックス)
、10位にフェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)の順で続き、羽田 太河(カレックス)は15位に入賞した。
小椋がノーポイントに終わり、フェルナンデスがランキングトップに浮上。タイトル争いはフェルナンデスが、9.5ポイントリードして最終戦決着となる。なおチームタイトルはKTMアジョが最終戦を待たずに確定させた。
MotoGP第19戦マレーシアGP Moto2クラス決勝結果
1 トニー・アルボリーノ(カレックス)
2 アロンソ・ロペス(ボスコスクロ)
3 ジェイク・ディクソン(カレックス)
4 アウグスト・フェルナンデス(カレックス)
5 マヌエル・ゴンサレス(カレックス)
6 マーセル・シュロッター(カレックス)
7 キャメロン・ボビエ(カレックス)
8 アロン・カネト(カレックス)
9 ジェレミー・アルコバ(カレックス)
10 フェルミン・アルデグエル(ボスコスクロ)
11 フィリップ・サラッチ(カレックス)
12 ロレンツォ・ダラ・ポルタ(カレックス)
13 アルベルト・アレナス(カレックス)
14 ボ・ベンスナイダー(カレックス)
15 羽田 太河(カレックス)
16 ケミン・クボ(カレックス)
17 マルコス・ラミレス(MVアグスタ)
18 ショーン・ディラン・ケーリー(カレックス)
19 カスマ・ダニエル(カレックス)
20 ボルハ・ゴメス(カレックス)
21 ニッコロ・アントネッリ(カレックス)
22 アズロイ・アヌア(カレックス)
R 小椋 藍(カレックス)
R ペドロ・アコスタ(カレックス)
R アレッサンドロ・ザッコーネ(カレックス)
R ジョー・ロバーツ(カレックス)
R セレスティーノ・ビエッティ(カレックス)
R ソムキャット・チャントラ(カレックス)
R ダビド・サンチス(MVアグスタ)
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