全日本第8戦岡山のJSB1000クラス予選は高橋裕紀(KYB MORIWAKI MOTUL RACING)が制した。
今季はほとんどのラウンドで2レース制が採用されたことに伴って、予選方式は計時予選形式が主流となった。しかし第8戦岡山は1レースのみの開催が予定されていたことから、予選方式もノックアウト形式が採用された。
昼には上がっていた雨は、JSB1000クラス予選が始まる直前に再び降り始めた。まずは全車参加の35分間のQ1がスタート。ところが残り6分で土砂降りの雨になり、赤旗が提示される。この時点でのトップは野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。
20分ほどピットで待機だったものの、天候の回復が臨めないとしてそのままQ1終了。その結果、野左根、津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、高橋巧(Team HRC)、高橋裕紀、加賀山就臣(Team KAGAYAMA)、津田一磨(Team BabyFace)、アヌパブ・サームーン(YAMALUBE RACING TEAM)、ティティポン・ワーロコーンThitipongWarokom(Kawasaki Team GREEN)がQ2に進出となった。
その後、雨脚が弱まり15分間のQ2が開始される。セッション後半にトップに立ったのは野左根。しかし残り1分を切ったところで高橋裕紀がトップ奪回。野左根もラストアタックをかける。しかし届かず、高橋裕紀が全日本JSB1000クラス初ポールポジションを獲得。野左根は2番手。3番手に高橋巧というフロントロウ。ポイントリーダーの中須賀は4番手という結果だった。