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全日本RR最終戦MFJ-GP ヤマハレースレポート 中須賀選手&YZF-R1がレース1で前人未到の5連覇、通算7度目のタイトルを達成!
2016/11/07

 RACE DATA
 
■大会名称:2016年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第9戦 MFJGP スーパーバイクin鈴鹿
■カテゴリ:JSB1000
■開催日:2016年11月5日(土)・6日(土)
■会場:鈴鹿サーキット(5.821km)
■周回数:第1レース8周、第2レース20周 
■天候:晴れ ■コース:ドライ
■観客数:15,000人
■PP(第1レース):中須賀克行(ヤマハ/2分05秒535)
■PP(第2レース):津田拓也(スズキ/2分05秒824)
■FL(第1レース):渡邊一樹(カワサキ/2分06秒154)
■FL(第2レース):中須賀克行(ヤマハ/2分06秒662)
 
 
REPORT

中須賀選手&YZF-R1がレース1で前人未到の5連覇、通算7度目のタイトルを達成!
 
YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が、2レース制で行われた2016年の全日本ロードレース最終戦MFJ-GP鈴鹿で連勝。レース1での勝利によりJSB1000で5年連続7度目のチャンピオンを獲得した。
8周という超スプリントの形式で行われたレース1では、中須賀のホールショットからレースがスタート。スポット参戦のレオン・ハスラム(カワサキ)、津田拓也(スズキ)、渡辺一樹(カワサキ)、そしてYAMALUBE RACING REAMの野左根航汰の5人がトップ集団を形成する。この中で前半のハイライトは、中須賀とハスラムがトップを奪い合うバトル。だが、5周目の第1コーナーでハスラムがトップに立つと、中須賀はその直後で動向を伺う作戦に切り替える。一方、4番手につけていた野左根は、6周目の2輪シケインでコースオフ。転倒することなくコースに復帰したが、これで首位争いから遅れてしまう。
その首位争いは、7周目のシケインで中須賀がハスラムをパスしてトップに再浮上すると、その後も追いすがるハスラムを抑え、5年連続7度目のチャンピオンとなるチェッカーをトップでくぐり抜けた。また、野左根は5位でチェッカーを受け、スタートで失敗したYAMALUBE RACING REAMの藤田拓哉は10位となった。
20周で行われたレース2は、好スタートを切ったハスラムがホールショットを奪うが、ダンロップコーナー手前で藤田がトップに躍り出る。その後、バックストレートでハスラムがトップに立ち、シケインでは中須賀が2番手に浮上し、藤田はオープニングラップを3番手で終える。
2周目になるとハスラム、中須賀、津田、藤田、野左根、高橋巧(ホンダ)がトップグループを形成するが、5周目のシケインで津田が転倒してグループから脱落。さらに藤田のペースが上がらずに徐々に後退すると、トップグループはハスラム、中須賀、野左根、高橋の4人となった。
中須賀がトップのハスラムをピタリとマークした状態で周回が進むが、15周目の2輪シケインでついに中須賀がトップに浮上する。そして中須賀は一気にスパートをかけると、バックマーカーをパスするタイミングも手伝って、16周目を終えたときに2番手のハスラムに1秒2の大差をつけた。そしてその後は徐々にハスラムを引き離すと、今シーズン7回目となる優勝を独走で飾り、まさにチャンピオンにふさわしい成績で、有終の美を飾った。
一方、野左根はレース終盤でタイムが上がらずに4位でゴール。藤田は、トップ集団から大きく遅れたものの、シーズンベストとなる6位でシーズンを締めくくった。
 
COMMENT

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(優勝/優勝)
「今大会は、レオンと清成龍一選手が参加したことで、僕を含めて全日本ライダーの意識が高まったと思う。レース1は、予想通り緊張から体が硬かったけど、レオンに抜かれてスイッチが入りました。レオンと僕の速いところと遅いところを見極めながら、いいレースになったし、久々に気持ちのいいトップバトルを楽しむことができました。レース2は、スタートで出遅れたけれど、レースを戦いながら思い通りにラップタイムを上げていき、作戦通りに勝つことができました。チャンピオンらしい戦いだったと思うし、今年最後のレースで勝てたことは良かったと思います。これで5年連続7回目のJSB1000チャンピオンなったけれど、これまでで一番緊張したのは3連覇のとき。過去、一度失敗しているし、もし失敗するとまた3連覇までに2年かかると思ったら緊張が高まったという記憶があります。4連覇の昨年は、誰も成し遂げていない記録だったので、チャレンジャー精神で戦うことができたし、今年は、昨年の延長で挑むことができた。YZF-R1は新型化されて2年目のシーズンですが、常にスタッフが最高の状態に仕上げてくれているし、当然、毎レース進化しています。来シーズンは、ライバルから新型マシンが出てきますが、さらに熟成を進め高いパフォーマンスと信頼性を磨けば十分に戦えると思っています。1年間、応援していただいたファン、スポンサー、スタッフには本当に感謝しているし、こうした応援にチャンピオン獲得という最高の形で恩返しできて僕自身、本当にうれしく思います」
 
吉川和多留監督
「決勝朝のフリー走行でマシンは仕上がったし、チームとしては自信を持って中須賀選手を送り出すことができました。そして中須賀選手は、しっかりとレースを組み立てて戦ってくれて、レース1、レース2ともに勝つことができ、同時にJSB1000で5連覇7回目のチャンピオンを獲得することができました。今シーズンを振り返ると、マシンに大きなトラブルはなく、中須賀選手もすばらしいパフォーマンスを発揮してくれました。岡山国際でのレース2は優勝こそ逃しましたが、あのコンディションを考えると、チャンピオン獲得においてとても意味のある3位になったと感じています。5連覇という偉業が達成できたのは、1年間、応援、そしてサポートしていただいたファンやスポンサー、関係者のみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。これからもファクトリーチームの名に恥ない戦い、モータースポーツの発展に貢献できるレースをチーム一丸で目指していきますので、来シーズンもまた、多くの応援をお願いします」
 
YAMALUBE RACING TEAM
野左根航汰選手(5位/4位)
「レース1は8周で、予想通りに序盤からハイペースの戦いになりました。前半はついていくことができましたが、中盤の2輪シケインでシフトミスによりオーバーランするなど遅れてしまいしまた。レース2は、レース中盤まで中須賀さんやハスラム選手の後ろを走ることができましたが、ついていくので精一杯でした。もちろんこのトップグループで戦えたことは重要ですが、最後には引き離されてしまったので、課題ばかりが残るレースになりました。今年は、表彰台に立ったのはツインリンクもてぎでの1回のみでしたが、レースの組み立てに関しては昨年よりも進歩したと思っています。それもまだまだトップのレベルではありません。今後はタイヤの温存、ペース配分など、技術を上げ、レースの組み立てる力を養うと同時に、緊迫した場面で強いメンタルを保てるようにしなければなりません。1年間、応援していただいたファンやスポンサーの方々、チームスタッフ、関係者の皆さんには感謝しています。ありがとうございました」
 
藤田拓哉選手(10位/6位)
「レース1は、スタートの失敗ががすべてでした。そしてこの失敗があったため、レース2はスタートに集中し、好スタートを切ることができました。その後は、トップ、そしてトップグループを走ることができましたが、中盤以降でタイムをキープすることができず、これが反省点であり、課題です。それでも、レース2では、いまの自分の力を最大限に発揮することができたと思っています。これからは、来年、そして再来年に向け、このシーズンで見つかった課題をクリアして、成長していかなければなりません。今年はしっかりと1年間走りきることができました。これも、ファンやスポンサーの皆さんをはじめ、チームスタッフや関係者の皆さんのおかげです。本当にありがとうございました」
 
難波恭司監督
「藤田選手はレース2でトップを走りましたが、こうしたセンスを持っていることを証明してくれました。そして野左根選手は、レース1、レース2ともにトップグループで走ることができました。予選を終えたとき、2人のライダーにはレースに挑む姿勢が見えないと檄を飛ばしましたが、決勝では2年分の成長をしっかりと見せてくれました。もちろんトップをめざすライダーとしては、目標を常に高く持ち、まだまだ勉強しなければなりませんが、この2年間で得たものを、来年以降の活動に生かしてほしいし、多くの経験を積んでほしいtお思っています。レースの世界では、経験に勝るものはないですから。今大会が今年の最終戦となりましたが、今年もまた多くの方々に、さまざまな形で厚いサポートをいただき、心から感謝しています。ありがとうございました」
 

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